BIMとAI・IoTの融合:次世代建設DXソリューション
はじめに – 連載の続き
前回の記事「日本とベトナムのプロジェクト成功事例—ワークステーションが支援するBIM/CIM」では、BIM/CIMを活用した具体的なプロジェクト事例をご紹介しました。
今回は一歩進んで、建設DXを支える三つの要素 BIM・AI・IoT の融合 について解説します。デジタル技術がどのように連携し、建設現場を変革しているのかを見ていきましょう。
BIM・AI・IoTの相乗効果
建設DXでは、BIMが情報の核 となり、AIとIoTがそのデータを活かすことで現場に新たな価値をもたらします。

BIMが生み出す統合データ
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設計・施工・運用に関わる膨大な情報を3Dモデルに統合
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建築・構造・設備データを一元管理
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数量拾い出しやコスト算出が正確に
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設計変更や手戻りを大幅削減
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工期短縮・コスト削減(5~20%)の事例も報告あり
AIがもたらす予測と自動化
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BIMモデルや施工データを解析し、リスクやコスト変動を予測
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設備稼働を監視 → メンテナンス時期を事前把握
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資材発注タイミングを最適化
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画像解析で危険行動を検知 → 安全管理に応用
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人的ミスや突発トラブルを削減
IoTがつなぐリアルタイムデータ
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センサーで機械・資材・作業員の動きを監視
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クレーン稼働やコンクリート養生温度を遠隔監視
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効率と安全性を向上
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環境センサーでエネルギー消費・振動・騒音を把握 → 環境負荷低減
三位一体で実現するデジタルツイン
BIMを基盤に、AIの予測分析とIoTのリアルタイム情報を組み合わせて「デジタルツイン」を構築。
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仮想空間で設計変更や施工シミュレーションが可能
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最適な工法・資材配置を事前検討
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コスト・進捗をリアルタイム把握 → リスク回避 & 品質向上
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維持管理でも活用 → 故障予兆を検出、保全計画を効率化
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ライフサイクル全体のコスト削減・環境負荷低減
ワークステーションのDXソリューション
ワークステーションでは、BIM運用に加え、AI・IoTを組み合わせた建設DXソリューションを提供しています。
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カスタムAI開発:安全監視・進捗予測・数量自動拾い出し
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IoTプラットフォーム構築:センサー情報を一元管理、BIM連携
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AR/VR活用:設計データを仮想体験、安全訓練・教育にも応用
当社は、日本およびベトナムでの豊富な実績をもとに、最適なDXソリューションをご提案します。
まとめと次回予告
BIM・AI・IoTの融合は、建設現場の効率化だけでなく、安全性・環境性能の向上、ライフサイクル全体のコスト削減を可能にします。
次回の記事では、「主要BIMソフト比較:Revit・Archicad・OpenBIMの違いと選び方」 をテーマに解説します。ぜひご期待ください。
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